2016年9月25日 丁岳ぐるっとコース

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標高1146mの「丁岳」を主峰とする丁山地について聞けば、

ほとんどの人からキツイの言葉が返ってくる。

近場の山でありながら、なかなか足が向かなかった理由が

それである。キツイの言葉から勝手ながら想像するに

丁岳は、鬱蒼と薮が生い茂った険しい道に違いない。

そう思っていた。

が、今回の山行でそんなイメージは一掃された。

登山道は驚く程整備されていて、また周回コースは

変化に富み、確かにキツいし、ハンパないアップダウンが

待ち構えてはいるが、下山してみると実に清々しい。

大きな充実感が味わえるコースだった。じゃあ、

来週もまた行くかと言われれば、考えさせてくれと答えるが、

おすすめである。ただし、危険箇所も多いので

初心者単独では周回コースはちょっと厳しいかもしれない。

 

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6時30分すぎ、道の駅鳥海郷で矢留山岳会仲間のFさんと合流。

林道を丁岳登山口に到着する。駐車スペースはすでに4台が

停まっていて、予想外に人気があるようだ。

林道をこのまま奥へ進めば五階の滝コースである。

 

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7時19分、出発。

登山口には自然環境保全地域の看板。標高の割には

高山性の植物が見られる貴重な山域のようだ。

 

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林道から登山道はいったん下って丁沢を越える。

本日は丁岳へノーマルコースを登り、萱森、観音森と周回する。

記録では観音森、萱森、丁と巡る人が多いようだが、

果たしてこのハードコースを、

ぐるっと周回できるか不安もあり、この反時計回りを選んだ。

 

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沢を越えれば痩せ尾根に付けられた登山道は

最初から急である。しかし道は手入れされていて

広く、とても快適だ。

 

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本日、そこかしこにキノコがいる。

先週の秋田駒同様、ドクツルタケや

ムラサキアブラシメジモドキなどなど。キノコに足止めされ、

ついついペースが乱れて、かなりばてる。

 

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東に視界が開け、たぶんあれは観音森。

本日の下山ルートで踏むピークだ。

 

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途中でこのコースを整備しているらしい人とすれ違う。

エスケープルートの五階の滝コースも

8月に刈り払っているとのこと。ありがたい。

その人はカゴいっぱいにマイタケを背負って

かなり上機嫌だった。マイタケは人を幸せにする。

 

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変なキノコにたかられた大木。

 

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写真じゃ分からないが、急登である。

昨日、妹らと飲み会だったせいかかなりばてばてだし

止まればヤブ蚊がまとわりつく。

Fさんを見れば半袖なのにヤブ蚊にたかられていない。

聞けば昨夜はお酒は控え、今日の服も黒は避けた。

つまり「前夜に酒を飲んだ黒い服の男性」という

私にとって最強の虫除けが、今日はないわけだ。

 

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8時13分、登山道脇の大岩を通過。

 

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スリコギタケ。10センチほどある。

一応食べられるらしいが

食欲に一ミリも干渉してこないその姿よ。

 

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8時40分、観音岩。この下にあるそうだが、見えない。

登山道はかなりの痩せ尾根で、すぐ右には

沢があり、木々の隙間にナメ滝が見える。

 

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その沢を渡渉。

夏には涸れることもあるので、水場にはあてにしないほうが

いいらしい。

 

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急登は続く。階段が作られている。

丁岳の登山道は本当によく手入れされている。

 

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9時16分、お花畑コースとの分岐。

花はこの季節はないだろうと、本日は寄り道しないが、

このコースは地蔵岩の脇を通って、20分ほどで

本コースにまた合流するらしい。

 

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登山道の傾斜が緩くなり、両脇には濃い笹薮が出てくる。

そろそろ山頂だ。

 

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9時24分、山頂。ばってばての体にかなり嬉しい。

途中でキノコの写真を撮ったりバテたりロスタイム込みで

2時間ちょっとのコースである。

 

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山頂で10分ほど休んだら気持ちが前向きになったので

本日はぐるっと周回コースをとることにする。

まずは山頂からしばらく稜線歩きを楽しんだら

ぐいぐい200mばかり下って、萱森をめざす。

 

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風のコル付近は、見晴らしがよい気持ちのいい場所らしいが

あいにくガス。

 

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紅葉はまだ。展望もない代わりに

気温だけは快適だ。

 

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途中、登山道が二手に分かれる。

こちらの、ピンクテープがやたらあるほうが

真室川町方面へ下るコース。地形図にはない。

ピンクテープに誘われて、こちらのコースを

50mばかり下ってしまった。かなり急だったので

間違いに気づいたときはがっかりだった。

 

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気をとりなおして本ルートへ。

とてもよく刈り払いされている。

 

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登山道はあの岩の北側を巻いていく。

 

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その崖の北側の登山道も結構、きわどい。

ヤブを手掛かりに、ほとんど沢歩きの高巻き状態で

通過する。滑落したらちょっと嫌な距離を落ちそうだ。

 

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萱森手前は緩やか。ブナの原生林が素晴らしい。

 

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梢の向こうに萱森が見えてきた。

あの鋭鋒のピークをご丁寧に踏んで、登山道がある。

急な登りは100mもないのだが、あのトンガリっぷりは

景観的にはときめくが、超えていくのかと思えば

ため息を誘う。

 

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11時4分。萱森の登りの手前にエスケープルートがある。

五階の滝方面のルートだ。8月に刈り払いされているようだ。

 

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萱森の急登が始まった。

その斜度を見上げてFさんが悲鳴をあげる。

 

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11時18分、萱森山頂。やったー!

 

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山頂から丁岳を振り返れば山頂は

ガスの中。

 

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あちらは行く手の庄屋森。

 

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萱森の鋭鋒を下る。

急すぎて登山道に見えない。ここは下りに使うよりは

逆コースから登りに使う方が安全だろう。

慣れない人にはザイルが欲しいかもしれない。

ちょっとではあるが。

 

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鞍部から萱森を振り返る。

冗談のようなルートだ。

 

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11時50分、庄屋森。背景には萱森とその奥に

丁岳。

 

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庄屋森から南側の眺め。どこまでも山。

 

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こちらはこれから向かう観音森方面。

 

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エゾシオガマ。観音森へ向かう途中、一株だけ見つけた。

 

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庄屋森からしばし急な下りだが、萱森の登山道のあとは

まともすぎるほど立派な道だ。ありがたみが身にしみる。

 

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観音森手前。もう少しすればあの岩肌に

紅葉が映えるだろう。

 

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12時43分、観音森。ここまでくればあとは下るだけだ。

アップダウンから解放される。

 

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観音森から100mほどは急な下りになる。

途中、振り返ると庄屋森、萱森、丁岳が見える。

逆から登れば、あのアップダウンを見ながら

丁岳を目指すことになる。くじけそうだ。

 

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稜線にはハイマツが。1000mを切った場所に珍しい。

 

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ガスをかぶっていた丁岳も午後にはクリアに。

なかなか渋い山容。

 

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ブナの森をぐいぐいと下っていく。

こちらも登山道は刈り払われていて、迷うことなく歩ける。

 

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途中にあった木。わらわらと。

 

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なだらかなピーク665手前から杉林が出てくる。

 

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ピーク665を巻いて緩やかな登山道。

ドクツルタケがたくさんあった。

 

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でかいキノコ。あとで調べる。

 

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キバナアキギリがちょうど見頃。

この花が現れたということは、登山口も近いか。

 

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登山道はやがて、伐採作業跡らしい幅の広いものになる。

やや荒れ気味で、わかりにくい。

 

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14時20分、林道に出た。登山口だ。

今朝の車はみんな下山していなくなっていた。

ハードなコースながらも、充実感でいっぱいだ。

季節外れのヒグラシが一匹、鳴いていた。

 

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Fさんと道の駅鳥海郷で解散し、

私は雄勝付近で温泉を見つけて立ち寄る。

ほっと館。450円なり。

 

 

 

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