2018年6月23日 真昼山地:風鞍から川口県境まで

zentai-map.gif

和賀、真昼山地の稜線をできれば

一気に踏破したいが、土日休みしかない身、

何回かに分けて稜線をつないでいる。

今回は、風鞍から川口県境分岐までを

歩いてきた。

 

この稜線、地形図に登山道の印はないが

数年おきに刈り払いがある。

また、エスケープルートがあるので

細切れに歩くことができるのだ。

 

ただし、めったに登山者が入らないので

刈り払いがあってもすぐに

藪に埋もれてしまう。

そして、コースの情報が若干中途半端なので

積雪期、無雪期問わず、

ルートファインディングと藪こぎの

覚悟は必要。

 

ORG_DSC09630.jpg

出発点は、和賀岳登山口へ向かう真木渓谷沿いの

道を途中から七瀬林道に入る。

七瀬林道入り口には七瀬林道と

書かれた看板があるのでわかりやすい。

 

七瀬林道に入ると、雨水を逃すための

溝が林道を横切って切られているので

インプさんのように車高の高くない車は

通過にテクニックが必要。

 

上の写真は七瀬林道から分岐する林道で

黒森山を巻いて伸びるが

地形図に記載はない。ちなみに

七瀬林道をそのまま進めば、

黒森山への登山口がある。

駐車スペースらしきものがあるが

特に登山口の看板はない。

 

そしてこの先、黒森山登山口までの

七瀬林道につけられた雨水逃しの溝は

さらに深くなるので

車高の高い車しか無事に通過できそうにない。

 

さて、黒森山を巻いてつけられた林道を

入れるだけ入って、8時、歩き始める。

以前、中ノ沢岳から風鞍に歩き、

下山に使った登山道を探す。

前回かろうじてあった小さな看板はなく

登山口の目印もない。

それらしき跡を見つけたが

そのまま林道終点まで歩いた。

 

ORG_DSC09633.jpg

8時23分、林道終点。

100mほど前に入山口らしきポイントを

通り過ぎたが、こちらにも踏み跡らしきものが

あったので試しに入る。

 

ORG_DSC09641.jpg

8時43分。はい、道はなくなって

あるいは見失って、藪こぎです。

黒森山のコルまで出れば、登山道があるので

ひたすら藪を突き進む。

 

ORG_DSC09639.jpg

ときどき、タケノコを食い散らかした跡が。

クマの食事跡。

 

ORG_DSC09645.jpg

8時52分。林道終点から20分で

コルから少し登りになった登山道に出る。

もちろん地形図にも案内はない。

 

zentai-map2.gif

藪こぎの軌跡。

 

ORG_DSC09648.jpg

登山道にはギンリョウソウが見頃だった。

今年は多いのかしらないが

わさわさと咲いていた。

 

ORG_DSC09650.jpg

ハルゼミとツツドリの声が涼やかな

ブナの森を歩く。さっきまでの

藪こぎが嘘のように平和だ。

 

ORG_DSC09651.jpg

梢からは和賀岳が覗く。

 

ORG_DSC09656.jpg

こちらオオイワカガミ。

大きい。

 

ORG_DSC09660.jpg

コバイケイソウも。

てっぺんの円筒の塊が雌花。

その下の塊が雄花だ。近づいて見れば

雌花、雄花の違いがわかる。

 

ORG_DSC09659.jpg

ちなみにコバイケイソウは有毒。

よくウルイに間違われる。

写真は、ウルイの群落に混じるコバイケイソウ。

 

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ハルゼミ。登山道わきにいて

鳴きかけたが人間に気づいて声をひそめた。

 

ORG_DSC09670.jpg

緩やかながらも標高があがり

和賀岳。奥には白岩に通じる稜線と

小さな突起が錫杖の森。

手前に薬師岳。中ノ沢岳。

 

ORG_DSC09673.jpg

9時54分。風鞍が見えてきた。

 

ORG_DSC09682.jpg

ゴゼンタチバナ。間に合ってうれしい。

 

ORG_DSC09684.jpg

久々の山歩きで足にくる。

 

ORG_DSC09685.jpg

10時12分、風鞍到着。

 

ORG_DSC09690.jpg

仙北平野方面は

刈り払われていて視界が効く。

 

ORG_DSC09691.jpg

あちらは真昼岳と女神山。

今日、あわよくば峰越まで歩こうと思ったが

無理っぽい。

 

ORG_DSC09692.jpg

南風鞍まで気持ちのいい稜線歩きとなる。

 

ORG_DSC09696.jpg

風鞍からいったん、下る。

登山道の状態は良い。

 

ORG_DSC09699.jpg

ユキザサ街道となり、

 

ORG_DSC09702.jpg

オサバグサ街道となり、

 

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マイヅルソウ街道、そして

 

ORG_DSC09704.jpg

ゴゼンタチバナ街道に。

 

ORG_DSC09705.jpg

振り返ると和賀岳。

南風鞍と風鞍の稜線が今日のコースでは

一番展望がよかった。

 

ORG_DSC09709.jpg

今日のルートでの

気持ちのいい稜線歩きはこの部分だけ。

以前、中の沢岳から歩いた時は

ガスで何も見えなかったっけ。

 

ORG_DSC09719.jpg

登山道は明確。

 

ORG_DSC09720.jpg

11時4分、南風鞍。ここには三角点もある。

標柱はクマがだいぶ頑張ったようで

このありさま。

 

ORG_DSC09723.jpg

南風鞍山頂はきれいに刈り払われているが

展望は周囲の低木と笹であまりよくない。

 

ORG_DSC09726.jpg

南風鞍から先の登山道は

濃い笹薮がだいぶ広く刈り払われていて

歩きやすいし、しばらく藪に埋没することも

なさそう。ありがたい。

 

ORG_DSC09728.jpg

南風鞍から少し下ると大曲方面が見える。

うっすらと鳥海山も、真昼岳方面に

見える。

 

ORG_DSC09732.jpg

南風鞍から200m近くをぐんぐん下る。

 

ORG_DSC09733.jpg

黒森山のコル付近のブナは

綺麗なまっすぐなブナだったが

こちらの山腹は気候が厳しいのか

こんなブナ。

 

ORG_DSC09734.jpg

コゲラの巣跡だろうか。

 

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稜線は日差しもあり暑かったが

ブナの中の登山道は涼しくて気持ちがいい。

 

ORG_DSC09740.jpg

ときどき、クマの食事跡。

途中、クマのでっかい落し物も。

 

ORG_DSC09744.jpg

11時47分、寝っ転がった標柱。

 

ORG_DSC09748.jpg

だいぶ標高が下がり、スギが出てきた。

 

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再びブナの道。

 

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ふいに裸地に出た。

 

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12時19分、この裸地が川口県境分岐。

できれば、鹿の子分岐まで行きたかったが

久々の山歩きでへとへと。

この先、いくつかピークを越える元気がない。

ここからエスケープルートを使って下山とする。

 

ORG_DSC09769.jpg

ここにはかつての鉱山跡がある。

エスケープルートとして紹介されているものの

降り口がわかりにくい。

ちょっと下るとピンクテープがあった。

 

ORG_DSC09770.jpg

鉱山跡には珍しい石が転がっている。

 

ORG_DSC09774.jpg

崩壊地を過ぎると小さな池。

鉱山跡地なので水場としては使わないほうが

身のためかも。

 

ORG_DSC09776.jpg

道は荒れている。

 

ORG_DSC09779.jpg

13時5分、途中でとってきたタケノコと

ミズで、お昼とする。

周囲にもミズはたくさん生えているが

鉱山跡地なので、この辺の山菜は

食べない方がいいだろう。

 

ORG_DSC09783.jpg

崩壊地を過ぎると登山道は

ピンクテープがかなりマメにつけられ

刈り払いも施されている。

メジャーな山域なら、名前のつけられそうな

大岩がごろんとブナの中にそびえる。

 

ORG_DSC09788.jpg

モリアオガエルの卵があった。

 

ORG_DSC09790.jpg

途中、ルートは二手に分かれ

われわれは右手のほうへ進んでみたが

鉱山跡の裸地までくると、道が途絶えた。

刈り払いは昨日か一昨日に

やったばかりのようだったので

整備が途中なのかもしれない。

この先は、ふたたび藪漕ぎ。

 

zentai-map3.gif

偵察のときの記事はこちら

まあ、最短ルートで降りたわけだけど。。。

 

ORG_DSC09792.jpg

藪漕ぎ途中から古い道に出た。

 

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鉱山時代の名残。

 

ORG_DSC09794.jpg

14時11分、林道に。

 

ORG_DSC09795.jpg

林道から、入り口を振り返る。

ちなみに、正規ルート(?)の降り口には

標柱がある。いずれ、ここもルートとして

紹介するのだろうか?

今のところ、整備途中のようでどうするのか

わからないが。

ただ、この途中段階で入山する際には

途中で道がなくなるので要注意。

 

ORG_DSC09807.jpg

15時20分、長い林道歩きの末、今朝デポした

車に到着。ここから七瀬林道へ車回収に。

 

 

 

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