2019年8月3日 八幡平へ蒸ノ湯から長沼コース

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雪のない八幡平を一度歩きたいなと思い

週末、蒸ノ湯温泉からの長沼コースを

歩いてきた。

標高差約500m。

登り4時間弱。

 

八幡平は最も楽に

登ることができる日本百名山、

とも言われるがそれは

アスピーテラインを活用すればの話。

登山コースはいくつもあるので

どうせなら、ビールが美味しくなるような

そんな登り方をしたい。

 

ーーーーコースタイムーーーー

09:23 蒸ノ湯スタート

09:38 大谷地

10:06 長沼

10:52 ブシ谷地

12:17 草ノ湯分岐(昼ごはん)

13:19 八幡平山頂

13:41 陵雲荘

14:09 蒸ノ湯コース分岐

14:37 田代沼

15:30 アスピーテライン

 

コースとしては

長沼を経由して雪田草原をめぐる、

長沼コースを登り、山頂に到着。

のち凌雲荘まで足を伸ばし

下山は蒸ノ湯コースを使っての環状ルートに。

 

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出発点となる蒸ノ湯に下りていく途中、

冬の樹氷ツアーのときと同じ標識で記念撮影。

 

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こちらが冬の様子。

冬はうっかりしていると標識にぶつかる。

 

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出発点の蒸ノ湯温泉。

登山口は、露天風呂を突っ切っていく。

 

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混浴もあるが、男女別の露天風呂もある。

オンドル式もある。

入浴の際にはフロントで大人600円を。

 

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露天風呂を抜けると登山口へ。

大振りのアカモノの実がたわわだ。

 

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森のひょっこりはん。

この季節は、イグチ系があちこちに。

 

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コース概要をざっくりと予習に

ちょうどいい看板が。

八幡平は積雪期のイメージしかないので

初登頂に近いような新鮮さがある。

 

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ミズバショウが出迎える登山道は

しばらく緩やかで広い。

 

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15分も歩けば、大谷地だ。

 

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大谷地ではタチギボウシが

花盛り。

写真じゃわかりにくいが、谷地の

縁や奥が紫に染まっていてきれいだ。

 

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木道が谷地の脇をなぞって伸びる。

 

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ビューポイントでは展望しやすいよう

整備がされている。

まったく入山者がいなかったが

手入れはさすが国立公園だけあって

完璧だった。

 

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そして驚いたのがキヌガサソウ。

実がでっかい!

しかも、キヌガサソウがこの界隈、

とても多いのには驚いた。

イメージ的には、辺鄙な山奥へ半日かけて

登ってチラホラとやっと

目にすることができるような花かと思っていた。

 

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フリル付きの紫陽花。

 

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このコースは所々に湿地があって

かなりの種類の植物を見ることができる。

今のシーズン的には花よりも実になっているが

サンカヨウ、キヌガサソウ、ハリブキ、

エンレイソウ、ツクバネソウ、モミジカラマツ。

盛りだくさん。

 

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すでに標高が1100mを超えているので

オオシラビソの大木があちこちにある。

山頂付近のオオシラビソに比べると

はるかに樹高がある。

 

ここまで高いオオシラビソもなかなか

見ることがないので珍しく見上げながらの森林歩き。

そしてオオシラビソ独特の甘い香りも

漂って、気持ちがいい森。

 

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登るほどに、ブナも混じってきた。

 

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30分ほどで長沼。

沼のほとりにはやたら柱の多い東屋。

雪に潰されないようにしているのだろうか?

雪には大丈夫そうだが、クマが

あちこち齧っていて、雪より

クマのほうが脅威かも。

 

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長沼は名前の通り、南北に長い楕円形。

 

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足元にはまたイグチ系キノコ。

このマット感が好き。

 

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長沼の縁は湿地になっていて

タチギボウシの紫に黄色い花の色彩が

鮮やか。

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長沼を過ぎると、下りになって

ブシ谷地へ向かう。

この先、やや急登となって小ピークを

越えていく。

 

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ブシ谷地はこじんまりとした湿原。

 

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小さな湿原はタチギボウシで紫色に。

湿原にはカンバの木が数本生えていて、

いずれ百年もすれば景色が変わっていくのだろう。

 

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ゴロゴロと大きな石が

目立ち始める。

ブシ谷地を過ぎると間も無く

このコース一番の急登になる。

標高差100mほど。

 

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こんな真夏だというのに意外な水量の沢があった。

すっごく冷たい。美味しく喉を潤す。

 

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その沢のすぐ横には枯れ沢。

コースはこの沢をからめて登る。

結構、難所。下りには使いたくないコースかも。

 

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ホソバノキソチドリにしては

白い。どなた?

 

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急登の途中には太いロープが付けられていた。

ここで下ってくるパーティーとスライド。

 

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急登が緩んだところでベンチがあって一息いれる。

登山道にはこんなちっさい実が落ちているが

なんだろう?大きさ1.5センチほど。

 

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コメツガか。

 

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オオシラビソが手前で、

奥がコメツガ。

 

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このコースは、というよりも

八幡平はオオシラビソがとても多いので

ずっとあの甘い、お茶っぽい香りのなかを

登っていく。

なかなかいい。

針葉樹林ならではのフィトンチッドは

癒し効果があるのだ。

 

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樹林を抜けて草原に出た。

間も無く草ノ湯分岐だ。

目指す八幡平は、右側のやや段に

なったテーブル状の山だ。

 

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イワショウブ。

 

DSC06588.jpg

一面がキンコウカ。

 

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草ノ湯分岐。

草ノ湯は温泉が湧いているようだが

そこまでのコースは

ガイドマップを見ると荒れている様子。

 

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ホソバノキソチドリがたくさん。

よく似たトンボソウも。

 

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オオシラビソの樹高もだいぶ低くなった。

 

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エゾシオガマがたくさん。

足元にはモウセンゴケも可憐な花を咲かせている。

 

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トキソウもあった。このコースは

ずいぶんと花が多い。

 

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今日も下界は猛暑らしい。八幡平もさすがに

涼しいとは言い難いが

吹き抜ける風は爽やか。

 

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雪のある季節だけ登っていると

まさか足元にこんなたおやかな

草原があるとは知らなかった。

 

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ワタスゲの揺れる草原と

可愛らしい池塘を眺めながら。

 

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ハクサンフウロもこのあたりから

出てきた。

登山道脇にはチングルマの綿毛も。

 

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そして!

八幡平の山頂からほんの400mほどの

場所なのだが、広大な雪田草原が広がっている。

今はキンコウカが群落しているが

雪解け直後などどんな景色が広がっているか

気になるところ。

 

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樹林帯に入り、笹が刈り払われているところには

モミジカラマツやハクサンボウフウで

白い回廊に。

 

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ちょっと日当たりがよくなれば

ニッコウキスゲ街道に。

 

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池塘の脇をすぎて

あの樹林帯に入ればまもなく

山頂の賑やかな声が聞こえてくる。

 

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山頂〜。

ほとんど観光地。

 

P2266623.JPG

冬はこんな。

十年近く前の画像だが、

右手前が展望台のデッキ。

展望台デッキ、高くなったのか。

 

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賑やかな山頂を過ぎて陵雲荘へ向かう。

もはや登山道はコンクリートの遊歩道だ。

登山靴などソールの硬い靴ではとても歩きにくい。

ちょうど遊歩道脇に

オオシラビソの倒木があって

紫色の実を間近で観察できた。

ホシガラスが大好物な実なのだそうだ。

 

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エゾリンドウがもう出ている。

山はもう秋支度。

 

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池を見下ろす展望デッキは観光客で賑わっている。

陵雲荘へ下っていく。

 

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ニッコウキスゲとトウゲブキが

鮮やかな夏色を草原に添えていて

爽やかだ。

 

P2274294.JPG

ちなみに冬はこんな景色。

 

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冬は山頂から直に降りるので

あちらの斜面を陵雲荘めがけて滑り降りる。

 

 

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昼を過ぎたせいか陵雲荘は

誰もいない。静か。

 

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2月下旬の陵雲荘。

 

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陵雲荘を後にし、再び山頂へ戻って

下山にとりかかる。

下山は蒸ノ湯コースを降りる。

アスピーテラインに並行して下りていく。

冬のルートと重なる部分があるコース。

 

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歩く人はいないが、

刈り払いがしっかりされていて

コースは明瞭。さすが国立公園。

 

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田代沼。アスピーテラインからここに

直接入る登山道もあるので

場合によっては、エスケープポイントに。

 

DSC06710.jpg

冬のコースはここでいつも

休憩してた。何度も通った場所だが

見るのは初めて。

 

冬はこの一帯は見事な樹氷ゾーンだ。

はじめて夏道をたどったのだが、

このコースは視界もなく、途中から枯れ沢かと

思うほどにガラ場続きとなる。

慣れない人には、とても歩きにくい。

 

登りで長沼コースを登り、

下山は山頂からバスで蒸ノ湯まで

降りるのが一番おいしいかも。

 

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途中、クロウスゴの実を発見。

熟すととても甘い、山のブルーベリー。

 

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アスピーテラインが見えてきた。

 

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冬の下山シーン。

 

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夏はこんな。

道路だったのね。

知らなかった。


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