2018年8月18日〜19日 影鳥海を観に祓川から鳥海山へ:前編

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先週は湯の台コースから登った鳥海山だが

今日は再び矢島コース。

来週に迫った登山ガイド養成講座のため

コース確認のためにと考えていたら

登山ガイド先輩のサトウさんから

山頂小屋泊まりで行かね?とお誘い。

 

じっくり登りたかったので

一泊山行にしようと思っていたところだ。

じゃ、山頂集合でということで

わたしは祓川から、

サトウさん一行は鉾立からめいめいに出発。

 

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一泊するとなれば出発時間は

9時でも余裕。標準コースタイムで

4時間かからないコースだが

15時までに到着でいいか。

すでに他の登山者は出発済みで静かな竜ケ原湿原。

 

リンドウはまだ蕾だったが

ウメバチソウが咲き始めている。

秋だ。

 

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祓川神社にお参りし

すぐに始まる急登は懺悔坂。

2週間前来たときは雪に埋もれていた。

先週までの鳥海山登山はとにかくザ・夏山で

水分消費量が激しかった。

本日は二日分なので

2リットル+ビールは最低ラインだろう。

だが不安だったので

福沢諭吉先生までとは言わないまでも

野口英世先生にご同行願おうか考えたが

貧乏根性をボッカ訓練と置き換えて

合計4リットル以上背負ったものの、

これが重くて重くてとにかく辛い。

耐えられず途中で水筒の水は半分捨てた。

 

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9時40分、賽の河原。

ここはまだ雪がある。

2週間前に使った5本爪の軽アイゼンが

あまり良くなかったので

6本爪の軽アイゼンをさっそく買ったのだが

出すまでもない。

 

ここは積雪のあるときのコースが沢の

右岸と左岸それぞれにつけられていて

この時期はややこしい場所だ。

 

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雪渓を振り返るとだいぶ薄くなっている。

 

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10時5分、御田通過。

ここも雪が残っているが

夏道は露出している。

 

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雪解け水が流れていた。

煮沸前提で使用できそう。

 

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御田の湿原を振り返る。

東北の山ならではの風景だ。

 

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御田を過ぎれば

七ツ釜避難小屋までの急登に。

5月の春スキーではここは急なので

いつも尾根の南側へ回り込むところだ。

 

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10時34分、七ツ釜避難小屋への分岐点。

通行止めになっている。

おそらくトイレ設置工事が始まったのだろう。

しばらく小屋は使えなさそうだ。

 

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おなじみ、康ケルン。

 

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ケルンから見下ろせば

トイレ設置工事の資材が荷揚げされてある。

 

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七ツ滝の雪もすっかり消えていた。

 

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10時57分、康新道との分岐。

今日は舎利坂から登る。

 

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プルタブが落ちていた。

このタイプって相当昔のものだが

いつ頃まであったんだっけ?

 

ペットボトル飲料もなかった時代だったから

開けたら飲みきりの時代だ。

数十年前にここで一気に飲料を

飲み干した人がいたんだな、と考えると

味わい深いゴミである。

 

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さてこちらのコース

たしか私は登りで使うのは初めてだった気がする。

康新道は新山と七高山の双耳峰を

眺めながら登っていくが

こちらは七高山目指して標高を上げていく。

 

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足元にはミヤマリンドウ。

さながら青い星のよう。

 

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大雪路という名前だけあって

残雪が横たわる。

夏道は全部露出している。

 

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大きな岩がモアイ像のように並ぶ場所は

氷の薬師。

モアイの下にはウゴアザミの

愛らしいピンクが群落を作っていた。

 

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大きな岩を越えていく氷の薬師を抜けると

登山道は石畳に整備される。

 

下山して来たグループが

この石畳をうっかり落石させてしまい

石は、沢のほうへガコンガコンと

どこまでも落ちて行った。

落石もあのサイズになると

命の危険を感じる。

 

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花の少ない季節だが

チョウカイアザミは地味に花盛り。

 

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13時。七高山はまだ遠い。

適当なところで昼ごはんとし

のんびり過ごす。

一泊山行は余裕があって楽しい。

 

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石畳はうねうねと蛇のように山頂へ誘う。

 

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リンドウが咲き始めていた。

 

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舎利坂は

このコースの一番きつい場所じゃないだろうか。

斜度は普通に急登なのだが、

ザレ地でとにかく滑る。

 

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舎利というのはお釈迦様のお骨のこと。

このザレ地は、

お釈迦様の尊いお骨なのだと思って

丁寧に丁寧に足を置いて歩けば

足を取られずに登っていける。

そんな命名なんだろうか、など考えながら

登る。

 

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登り終えた人が羨ましい。。。。

 

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14時14分、七高山。

新山より7メートルほど低い。

 

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あったあった!

今日の目的のひとつがこれ。山頂付近の河原石。

昔は麓に住む人たちが河原石を

担ぎ上げてご先祖を供養する習わしがあったそうだ。

なかには法名が記載されているものも

あるそうだ。

七高山の北側の斜面にある。

 

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新山は登山者で大にぎわい。

 

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外輪山にはイワギキョウ。

 

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今日の宿へは外輪山を下っていく。

 

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ここが小屋への下り口。

累々とした岩を降りていく。

 

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下りの途中で振り返る外輪山。

 

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下りの途中で見上げる新山。

1801年だかそこらに噴火してできた山だから

名前通り出来立て200年ちょっとの

新しい山だ。

 

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ガイドブックに記されている水場。

雪解け水だ。

煮沸前提で使用できるがゴミも浮くので

使うつもりならコーヒーフィルターなど

ゴミ取りできる用意が欲しいところだ。

頑張って本日、水分を多めに担いだのだが

思いのほか涼しく、ここに至るまで

スポドリ1リットルも飲んでいない。

 

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外輪山の岩。

溶岩が固まってできた景観。

 

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14時40分、山頂小屋到着、

サトウ隊長御一行は見当たらない。

 

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久々に小山で来て驚いた。

覇者の一杯があるらしい。

1000円で山頂生ビール!次はやっぱり

野口英世先生2、3人ぐらいと登らなきゃ。

 

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小屋前でサトウ隊と合流し

なんと本日の宿は鳥海山山頂の

スイートルーム!(そう書いてある)。

本日はこの夏一番の宿泊人数だそうで

そんななかでスイートルームをグループで

使えるなんてラッキーだ。

スイートルームは鳥海山美術館の中にある。

見て見てオシャレ〜。

 

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荷物を解いて寝床ができれば

あとは夕日待ち。

日本海は鏡となって今日のクライマックスを

映し出す。

 

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太陽と同じ高さになるにつれ

影がすっごく長く伸びる!

 

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今日の宿泊者たちが

一斉に黙り込む厳かな時間。

飛島の彼方の水平に太陽が着水。

 

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ジュッ!!

 

後編は影鳥海へ続くよ〜

 

 

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